Transfer Centerまるわかりガイド~「ウイルス・マルウェア対策」

ウイルス・マルウェアとは

セキュリティ機能として欠かせない重要な機能にウイルス・マルウェア対策があります。まず、この対策を説明する前に、「ウイルス(コンピュータウイルス)」「マルウェア」の違いについて説明します。

ウイルスとは

「コンピュータウイルス(computer virus)とは、マルウェア(コンピュータに被害をもたらすプログラム)の一種で、自立せず、動的に活動せず、プログラムファイルからプログラムファイルへと静的に感染するものを指す。」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

マルウェアとは

「マルウェア (malware) とは、不正かつ有害に動作させる意図で作成された悪意のあるソフトウェアや悪質なコードの総称。コンピュータウイルスやワームなどが含まれる。」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

これらの定義によると、ウイルス、またはコンピュータウイルスとは、マルウェアの一種で、狭義の意味ではワームやトロイの木馬は含まれません。

今回説明するウイルス・マルウェア対策は、正確にはマルウェア対策のことですが、一般的にはマルウェアという表現よりもウイルスという表現の方が浸透しているため、当社では、「マルウェア」のことを、広義の意味で「ウイルス」または、「ウイルス・マルウェア」と表現します。

ファイル送信とウイルス・マルウェア対策

万が一、ウイルスに感染したファイルを送信してしまい送信先のコンピュータやスマートフォンなどに感染させてしまうと、相手に重大な損害を与えてしまいます。

実際には、ほとんどの法人企業ではウイルス対策が行われているため、万が一ウイルス感染したファイルを送ってしまったとしても、相手側のシステムでウイルスを検知してくれる可能性が高いと思われます。しかしながら、この場合でも、ウイルス感染したファイルを送信してきた送信元の行為が問題視され、ビジネスや評判を落としてしまうことに繋がり兼ねません。

ファイル送信時には必ずウイルスチェックを行い、安全を確認したうえで、取引先に送信することが必要です。
また、それだけに留まらず、ウイルスチェックを行う際に、アンチウイルスソフトなどを最新の状態にし、ウイルス定義が常に最新の状態になっていることも重要です。

Transfer Centerのウイルス・マルウェア対策

Transfer Centerでは、ユーザが送信した全てのファイルに対して、サーバに保存する前に自動的にウイルススキャンを行い、クリーンなファイルのみがサーバに保存されます。

これにより、取引先に送るファイルにウイルスが混入してしまうような事故を未然に防ぐことができます。
実際のプロセスを見ていきます。

ファイル送信操作

① Transfer Center上で、ファイルをドラッグアンドドロップし、「ファイル送信の作成」ボタンをクリックします。

② ファイルはTransfer Centerサーバに送付され、サーバ内にある未スキャン用の箱(別ストレージ)に一旦配置されます。

③ 同時にウイルススキャンが行われます。

④ ウイルススキャンの結果、ファイルがウイルスに感染していると判明した場合、ファイルは隔離された箱(別ストレージ)に移動されます。それ以外の場合、ファイルはクリーンな箱(別ストレージ)に移動されます。

その後、受信側(取引先側)でファイルをダウンロードします。

ファイルはすべてウイルスチェック済み

この時、ダウンロードページにリストされているファイルは全てウイルススキャン済となるため、受信側(取引先側)では安心してファイルのダウンロードを行うことが出来ます。

ウイルス・マルウェア対策はTransfer Centerが自動で行います

ファイル送信時に必ずウイルススキャンが行われ、安全が確認できたファイルのみが送られるため、送信側、受信側共に安心してファイルのやり取りを行うことが出来ます。

ウイルス・マルウェアスキャンは、Transfer Centerが自動的に行うため、ユーザは何もする必要はありません。もちろん、ウイルス定義も常に最新の状態を保持しています。

ファイル送信の安全・安心のサービスとして、信頼性の高いTransfer Centerをぜひ活用してみてください。

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