ファイル転送サービスとは
ファイル転送サービスは大容量のデータでも簡単に送付できるサービスです。主にWebサイトからデータをアップロードし、生成されたダウンロード用のURLにアクセスすることでデータを取得することが出来ます。
しかし、ファイル転送サービスを使っている＆検討している方の中には『セキュリティ的に大丈夫なのだろうか？』と疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、ファイル転送サービスの主なセキュリティ対策について紹介していきたいと思います。
ファイル転送サービスのセキュリティ対策
以下はファイル転送サービスに用いられている主なセキュリティ対策です。
通信の暗号化
多くのファイル転送サービスが備えているセキュリティとして『通信の暗号化』があります。通信の暗号化とは、データをファイル転送サービスにアップロードしたりダウンロードする際に、内容を解読できない特殊な状態にすることです。
こちらの対策によってサイバー攻撃などでデータを盗まれたとしても内容が漏洩するリスクを下げることが出来ます。
データのウィルスチェック
アップロードやダウンロードするデータ自体にウイルスが紛れ込んでいる可能性を防ぐために、有料のファイル転送サービスの多くがデータのウイルスチェックを行っています。
この機能がついているサービスでは、毎回のアップロードやダウンロード時にウイルスチェックを自動で行ってくれることが多いです。
不正アクセス対策
ファイル転送サービス自体を狙った不正アクセスに備えて、多重のファイアウォールを設置しているサービスがあります。
パスワードの設定
多くのファイル転送サービスではデータを受診する際に必要なパスワードを設置することが出来ます。そのため万が一ダウンロード用のURLが流出してしまっても、パスワードを入力しないとデータを取得することが出来ません。
また、パスワードとダウンロード用のURLを分けて送信していれば、誤送信による情報漏洩対策にもなります。
ダウンロード制限
データのダウンロード回数に制限をかける機能がついているサービスでは、不正ダウンロードによる被害を防ぐことが出来ます。
ログイン回数制限
ファイル転送サービスの中には一定回数のログイン失敗によってログイン出来なくする機能があります。この機能があることで不正アクセスを抑止することが可能です。
ログの管理
無料のファイル転送サービスにはほとんど無い機能ですが、有料のサービスの中にはログの管理機能が付いているものがあります。
ログの管理機能があると『だれがいつどんなデータをアップロード＆ダウンロードしたか』を追跡できるため、万が一のトラブルが起きても原因を究明しやすいです。
IPアドレスによるアクセス制限
有料のファイル転送サービスの中にはIPアドレスによるアクセス制限をかけられるものがあります。IPアドレスとはそれぞれのパソコンやスマホに割り当てられる番号のようなものです。
そのため、IPアドレス単位でアクセスを管理できると、かなり強力な不正アクセス対策となります。
誤送信防止機能
ダウンロード用のURLを間違った宛先に送信して情報漏洩してしまう事態を防ぐため、誤送信防止機能がついている場合があります。誤送信防止機能がついていると、安心してデータを送信することが可能です。
アップロード時の上長承認
アップロードするデータの間違いを防ぐために上長承認機能が付いているものがあります。
この場合、指定の人物からの承認がないとデータのアップロードが出来ないため必然的にダブルチェックされるだけでなく、口頭やメールでの確認依頼も不要になり業務効率化を図ることが可能です。
おすすめのファイル転送サービスを紹介
最後に、おすすめのファイル転送サービスについて紹介します。
Transfer Center
Transfer Centerはフリーランスや企業での利用を想定して作られたサービスであり、以下のような特徴があります。
ウイルス対策・暗号化
通信は常に強固なSSL/TLSで暗号化し、ファイル自体も毎回ウイルスチェックを行った後に暗号化されているため安全です。
堅牢なセキュリティの国内サーバ
高度なセキュリティで守られた国内サーバ使用のため安心して活用できます。
OTP本人認証による誤送信防止
ファイル送信時に相手方の携帯電話番号やダウンロード可能なメールアドレスを指定することで、受信者側は本人認証をする必要があります。
そのため、ヒューマンエラーによるデータ漏洩を防ぐことが可能です。
独自ドメインやロゴを設置できるセルフブランディング機能
安全なデータの送受信だけではなく、ブランディング機能が使えるといったメリットがあります。
まとめ
ファイル転送サービスには様々なセキュリティ対策が施されているため、しっかりとサービスを選定することで自社や取引先のセキュリティポリシーを満たすことが可能です。
データを安全にやり取りする方法を探している方は、ファイル転送サービスを利用してみてはいかがでしょうか。
本記事が皆様の参考になれば幸いです。
